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涙雨」(2005年04月27日 00時09分)
  今日の雨は涙雨だったのでしょうか。

  ご無沙汰しておりました。貧乏をこじらせておりまして(苦笑)...。

  尼崎の大事故、いろいろ思うことはあるのですが、交通機関各社には、我々は利便性だけじゃなくて「安全」に対しても対価を支払っているということを忘れてもらっては困りますね。
僕がいた業界でもそうですが、コスト削減を追求するあまり、自分達に都合の良いことを利用者が求めているものにすり替えてしまったり、人間性を無視し行き過ぎた社内引き締めが始まったり等々...。犠牲になるのはお金を払っている利用者なんですよね。
今回被害に遭われた方々のため、日頃JRを利用している我々のためにも、徹底的に原因を調査して、時間がかかっても良いですから安全対策を施してほしいと思います。人の命はお金にかえられないですから。

  常磐線で、トレーラーが踏切内で止まってしまい(しかも飲酒運転だったらしい)、特急列車とぶつかるという事件もありました。某ニュース番組のFという司会者は、「尼崎とは同列には語れませんが」と前置きした上で「鉄道の安全神話が崩れて...」云々などと発言していましたが、同列に語れないなら語るなと言いたいです。
あと、一昨日の昼間、救助隊に対して的外れで失礼な批判をしていたFテレビのK、被害者の立場でものを言っていたつもりでしょうが、僕はとても悲しい気分になりました。自らで現場に足を運んで取材した上で発した言葉なら説得力もあったでしょうが、安全な東京のスタジオから文句言われても...。

  実は、昨晩こんな事件もありました。
線路上に放置の自転車と衝突 松本の篠ノ井線
トレーラーの件もそうですが、こういうのもテロ対策並みに徹底的に取り締まってほしいものです。

  昔、中国に修学旅行にいった学生が列車事故にあって多数の犠牲者を出したという事故があったと思い出しました。あのとき評論家は「鋼鉄製の車両だったので被害が大きくなった。日本製の車両のようにショックを吸収していればもっと助かった」というようなことを言っていたのを、うろ覚えながら記憶しているのですが、今回は全く逆のことを言っている評論家が多いのは興味深いところでした。衝突時の慣性力で乗客はものすごい勢いで車両の壁に叩き付けられてしまうので、車両の剛性を高めてもあまり意味が無いかと思います。つぶれた車両に挟まれないだけましってところでしょう。むしろ、ぶつけられた建物の方がどうなっていたことか...。

システムが進化したとしても、操作するのは人間。機械が操作するんじゃなくって、感情を持った人間が操作する。
これを忘れちゃいけない。
僕がいた業界の「人月神話」。コスト削減・効率化の錦の御旗の下じゃ、個人の感情なんて無いものとして計算されますから。1984やメトロポリスの世界みたいだ。
利用者の僕からすると、人の命を扱う鉄道業界がそうじゃないことを祈るのみです。